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ワインの通信販売・ワインセミナー講師「ワインコンシェルジュまこと-ワインの数だけ物語がある-」

ワインの話

  • 大寒波が造ったミュスカデ

    フランスの庭と呼ばれるロワール地方。ロワール河沿いにシャンボール城など素敵な古城が多く建っている観光名所です。 中でも、中央フランスからゆったりと流れてくるロワール河が大西洋に流れ込む河口近くのナント地区(歴史的にはナントの勅令で有名)で造られているワインがミュスカデです。 ミュスカ...

  • ドイツワインの瓶の形

    ドイツワインの瓶の形と言えば、皆さんすらっとした細長い瓶が思い浮かぶと思います。 瓶の色は、緑色と茶色の2種類が一般的に使用されていますが、私がワインの勉強を始めた頃は(もう40年ほど前ですが)、緑色の瓶はモーゼル地方で、茶色の瓶はライン地方と習いました。 ところがライン地方のワインなのに緑色の...

  • 安くておいしいチリワインの選び方

    先日、料理用の赤ワインを買ってきてほしいと言われて、ワインショップに行ってきました。ちょうど特売期間でもあったのですが、あるチリワインが428円で売っていました。 このチリワインのように、最近、大手のビールメーカーなどが、超低価格のチリワインを次々開発して輸入しています。チリの色々な地区のワイ...

  • イタリアのワイン法とスーパー・タスカン(トスカーナ)

    ワインセミナーなどで、イタリアのワイン法がわかりにくいというご質問が時々あります。イタリアのワイン法が何故ややこしいのか。 簡単にざっくり言うと、始めにかなり理不尽なワイン法を作ってしまい、なんだかんだと批判を受けるたびに、帳尻を合わすように法律を改正するせいで、現在でも時々理解し辛い格付けが...

  • ボジョレー・ヌーヴォー

    ボジョレーヌーヴォー

    ワインに詳しい方や、特に赤ワインがお好きな方の中には、「ボジョレー・ヌーヴォーは薄い」「美味しくない」「好きじゃない」とおっしゃる方が結構多くいらっしゃいます。 また、そういう話を聞いて「ボジョレー・ヌーヴォーは美味しくないって聞いたんですが、本当ですか?」という質問もたまに受けます。 何と...

  • カチ割りワイン

    カチワリとお好み焼き

    私は時々「カチ割りワイン」を飲みます。 「カチ割り」とは、いわゆる「ロック」。大きめのグラスにロックの氷を入れ、冷やしていない手ごろな価格の赤ワインを注ぎます。 ぶどうの品種はメルロかカベルネ・ソーヴィニヨンがいいでしょう。ワインの赤色と氷が輝き、素敵なグラデーションがとてもきれいです。赤ワイン...

  • なぜワインに酸化防止剤が入っているのか

    酸化防止剤

    「酸化防止剤(亜硫酸塩)ってなんですか?」とか、「どうして酸化防止剤が入っているのですか?」という質問をよくされます。 販売されている一部のワインには、大きく「酸化防止剤無添加ワイン」と書かれたものがあり、そうしたワインを目にする機会が増えて、いかにも「酸化防止剤」が入っているワインは身体に悪いよ...

  • ワインは古いほどおいしくなるのか

    ワインは「古くなるほどおいしくなる」と思っておられる方が結構たくさんおられます。 セミナーでの質問の中でも多いように思います。 ワインの飲みごろは、ワインのタイプによって異なりますが、赤・白・ロゼの別や、ぶどうの品種、おおよその産地や造り手によって判断することが出来ます。 白ワインだと...

  • トン(屯)の語源はワインの重さ

    日常ではあまり使うことのない重さの単位「トン」ですが、この単位は実はワインからきているのをご存知でしょうか? 昔、フランスのボルドーではワインは4樽単位で売買されていました。 ボルドーのワイン樽は225L入りで4樽のことをトノー(tonneau)といい、 ワイン+樽の重みは約250kgで4...

  • 生牡蠣に合わないシャブリ

    ワイン好きが一度は耳にする「生牡蠣にはシャブリ」 写真は焼き牡蠣ですが・・・ 生牡蠣が出てきたら、とりあえずシャブリを注文しておこうと思われる方も多い のではないでしょうか。 しかし、「生牡蠣にはシャブリ」が定説だったのは昔のフランスでの話。 シャブリに合うと言われている「...