アンワイン会 287回
開催地カンティーヌ ドゥー デリス
人数23名 会費6500円(お食事+ワイン)
1月26日に開催した287回目のアンワイン会、28年続いているワイン会で、ほとんどの方が顔なじみなのですが、今回は新しい方が1名参加されました。22名でいっぱいの会場に23名が参加、お誕生日席に一人座って頂きました。今回は満席のため、お断りをした方が4名も出てしまいました。
スパークリングワイン
- クレマン ド ブルゴーニュ ブリュットNV
- ピカメロ社のスタンダード。ブルゴーニュの南部、シャロネーズ地区のリュリーで造られています。
ブルゴーニュのスパークリングワインは80%がリュリーで造られています。
シャンパーニュの技術者がリュリーに移ってきてスパークリングワインを造り始めた結果です。
白ワイン
- ジュール・ベラン ブルゴーニュ シャルドネ2013
- ジュラール・ベランはブルゴーニュのネゴシアン(ワイン商)で、ルイ・マックスの傘下に入り品質と価格のバランスのとれたワインを造っています。
- ボーヌ 1er レ・ゼグロ2000
- 今日の白ワインの目玉。ルイ・ラトゥールのボーヌの1級畑のワイン、レ・ゼグロです。
ルイ・ラトゥールは1870年ころ、フィロキセラ(ぶどう根あぶらむし)の被害でコルトンの丘のぶどうがほぼ全滅した時に、ピノ・ノワールの替わりにシャルドネを植えてコルトン・シャルルマーニュを生み出した醸造所です。
このワインはビッグヴィンテージの2000年のワインで、15年熟成したなかなか手に入りにくいワインです。飲んでみてもまだ生き生きしています。
赤ワイン
- ベルナール・ドラグランジュ ブルゴーニュ ピノノワール2004
- ベルナール・ドラグランジュはワインを醸造所の酒庫で十分熟成させてから出荷します。
市場に出たワインを熟成させるのは倉庫代や金利がかかってくるため価格が上がってしまうのですが、ベルナール・ドラグランジュは熟成されたワインを出荷してくれるので、熟成したピノ・ノワールを比較的安価な価格で購入することが出来ます。 - ピエール・アミオ モレサンドニ2012
- 赤の目玉は、モレサンドニの雄、ピエール・アミオ。私も10年前にこの醸造所を訪問し、大丸百貨店の専売商品として取り扱った銘柄だったのですが、残念ながら先方の希望する数量を販売することができず、今はモトックスの専売ワインになっています。
モレサンドニのワインは日本ではあまりメジャーな村名ではありませんが、とてもエレガントで深みがあり、じっくりと味わえる素晴らしいワインです。
貴腐ワイン
- ボルドー・ソーテルヌのシャトー・ギロー
- 黄金色に輝くワインは飲む前から期待が膨らみます。最初に蜂蜜の香りが立ちのぼり、用意されたブルーチーズとの相性もぴったりです。皆さん満足の1本です。
いつものことですが、このワイン会は飲み始めると席を立って、他のテーブルを回りながら親交を深める独特のスタイルで、すぐにみんなが仲良くなってしまうワイン会です。
宴酣になり、新しく参加された方の自己紹介タイムでは、本日初参加のアメリカから帰国された男性が自己紹介。
「帰国してから色々とワイン会に行きましたが、初めて満足のいくワイン会に参加できました。これからも参加します。」ととても喜んで頂けました。
こういう声を聞くと私もワインの選定のしがいがあります。