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ワインの通信販売・ワインセミナー講師「ワインコンシェルジュまこと-ワインの数だけ物語がある-」

アンワイン会286回

テーマボジョレー ヌーヴォーとアメリカのワイン

このワイン会は1987年11月に、天満橋の北詰にあった喫茶アン(anne)で始まりました。
当時ワインを飲む機会も多くなく、ワインの知識を得るのと色々なワインを飲みたいワイン好きが集まりました。
発足当時の方も多く参加して頂いており、新しく来られた方から見れば結構年輩の方がおられるのですが、皆さん始めた頃は若かったんです。
毎回、ワイン会が始まる頃は皆さん着席していておとなしいのですが、飲み進むとグラスを持ってうろうろしかけ、初めての方とも和気あいあいになっていきます。

テーマは、「ボジョレー ヌーヴォーとアメリカのワイン」 前回のワイン会の時の皆様のご希望が「アメリカワイン」だったのですが、季節がらボジョレー・ヌーヴォーを飲みたいというご意見もあり、両方で設定しました。

今日のワインリストです

☆ボジョレー ヌーヴォー 2015(フランス・ボジョレー)
トロフィーリヨン ヌーヴォー・コンクール 2014最高金賞受賞醸造所
☆ドメーヌ・シャンドン・クラシック・ブリュットNV (カリフォルニア州)
ドンぺリのシャンドン社がカリフォルニアで造るスパークリングワイン
☆クーパーマウンテン・シャルドネ・ウィラメットヴァレー (オレゴン州)
接木なしのシャルドネから造られるオレゴン州のワイン
☆クーパーマウンテン・ピノ・ノワール・ウィラメットヴァレー (オレゴン州)
接木なしのピノ・ノワールから造られるオレゴン州のワイン
☆アイアンストーン・ジンファンデル・オールドヴァイン (カリフォルニア州)
数々の受賞に輝く、ジンファンデルのワイン
☆プティ・ギロー (フランス・ボルドー・ソーテルヌ)
フランス・ボルドーの貴腐ワイン、シャトー ギローのセカンドワイン

今年はボジョレー地区はとてもよい天気に恵まれ、素晴らしいワインが出来ています。
私が今年6月にブルゴーニュを訪れた時も、ぶどうの生育はとても順調でした。果実味豊かで軽い口当たりのヌーヴォーを始めに楽しんで頂きました。(ボジョレーヌーヴォについて

今回お出ししたアメリカワインはカリフォルニア州とオレゴン州のワインです。
アメリカのワインと言えば、カリフォルニア州がとても有名なのですが、その北に位置するオレゴン州やワシントン州でも多く造られています。

アメリカでのワイン造りの発祥の地はカリフォルニア州です。
もともとは教会でのミサ用に甘いワインが造られたのですが、だんだんと幅広く色々なワインが生産されるようになりました。
ナパ地区やソノマ地区は高級ワインの産地として知られています。
カリフォルニア州の海に近い地区では寒流の影響で寒暖の差が大きく、ブドウの栽培に最適な条件が揃っており、高品質のワインが出来ます。内陸部は温暖でぶどうの収量も多いのですが、品質は普段飲みの中級ワインが大量に造られています。

今日のカリフォルニア州のジンファンデルはアイアンストーン社の看板商品で、数々の賞を受賞しています。オーク樽での熟成も大変上手に行われており、樽の香りが強すぎずバランスのとても良いワインです。
黒いベリー系の香りと、スパイシーでたばこやチョコレートの風味も感じられます。
余韻も長くゆっくり楽しめるワインです。

オレゴン州は少し冷涼な気候で、同じように冷涼なフランスのブルゴーニュの主要な品種のピノ・ノワール種やシャルドネ種が植えられており、これらのブドウからとても高品質のワインが造られています。
今回飲んで頂いたオレゴン州のワインは有機栽培でブドウが栽培されています。
先日生産者にお会いした時、有機栽培に関してどのような努力をしておられるかをお聞きしたところ、害虫とブドウの病気に対する対応が大変なようです。
その中で害虫に対しての方法で大変興味深い対策をとっておられました。

  • 1テントウムシが好きな草花を植える。
  • 2ミツバチの巣箱を近くに置き、害虫駆除と受粉の促進に役立っている。
  • 3葉ダニの雌が発するフェロモンを嗅ぎ付けるよう訓練させた犬を使って葉ダニの巣を見つける。

ぶどう畑のぶどうが植えられている両端にバラが植えられているのを写真などで、ご覧になった方もおありだと思います。
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バラの花がきれいなので植えられているように思いますが、実はぶどうの病気の早期発見のためなのです。ぶどうが病気にかかりそうな時、ぶどうよりも1週間ほど早くバラが病気にかかってくれるため、1週間のうちに対応すればぶどうの病気は防げるのです。

ぶどうが十分な根を張れるよう、土が硬くならないように、除草剤を使わず手作業で雑草を抜くなど大変な努力をされています。
有機栽培だから美味しいというわけではありませんが、美味しいワインでぶどうを有機栽培しているのは、より安心安全と言えるでしょう。

カテゴリ:ワイン会, ワイン愛好会 投稿日:2015-11-30