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ワインの通信販売・ワインセミナー講師「ワインコンシェルジュまこと-ワインの数だけ物語がある-」

PROFILE(プロフィール)

中村 彰(なかむら あきら)
1951年、大阪で100年以上続く酒屋に生まれる。
日本ソムリエ協会認定・シニアワインアドバイザー。
ワインが「生葡萄酒」と呼ばれ、日本ではまだほとんど飲まれていなかった頃、その魅力に魅せられて以来40年。
ワインの輸入・販売、新規ワイン輸入・販売事業の立ち上げコンサルティング、大手百貨店の直輸入ワインの選定・実務責任者などを経て今に至る。
飲食店のイベントや社員研修などとして、30年以上オファーが絶えないワインセミナーは、「楽しく、わかりやすく」をモットーに、講師としてこれまで延べ500回以上開催。
2015年には、日本でボルドーワインを広めた功績が認められ、 「サンテミリオン騎士団」と「ボンタン騎士団」の名誉騎士を叙任。
中村彰

主なセミナー実績

株式会社 日本総合研究所
社員向けワインセミナー(2013.12.4)
株式会社 ブロード
コンピューター運用を考える会 大阪(2001.5~2015.5)
コンピューター運用を考える会 東京(2003.1)
大阪国際サイエンスクラブ
ワインセミナー(2012.7~11)
会員向けセミナー
三井ホーム株式会社 大阪支店 本町ショールーム
お客様向けワインセミナー(2000~2005)
三井ホーム株式会社 和歌山営業所
お客様向けワインセミナー(2004.7)
キッコーマン株式会社 近畿支社
大阪マンズワイン会会員向け ワイン販売促進セミナー
サッポロビール株式会社 京都支店
酒販店向け ワイン販売促進セミナー
株式会社 アイ・アイ・エム 西日本営業部
社員向けワインセミナー

ワインの声が聞こえるか
ワインの声が聞こえるか

ワインに魅せられて40年。
私がお酒の仕事にかかわり始めた1974年頃、酒は楽しむよりは“酔うため”のものばかりでした。ワインがまだ生葡萄酒と言われていた当時、日本にはワイン用のぶどう畑もないのに、国産ワインが売られている状態だったのです。

ヨーロッパ系のワイン用のぶどうの栽培を始めたメーカーには、色々と情報を頂き、試飲もお願いしました。
そんな時、酒類問屋の常務さんが、フランスへワインの視察に行かれ、お土産に買ってこられたシャトー マルゴー1959を飲ませて頂くことが出来ました。素晴らしい香りで深い味わいでした。

本物のワインに出会い、ワインのバラエティの多さや、国ごとの特徴など、ワインを学ぶことが楽しくて仕方がなく、お客様にワインの味わう楽しさを伝えていきたいと考えました。

そして家業から独立して、自分の店を持つことができ、当時は珍しくワインに詳しい店主がいるお店として、ワイン好きのお客様が多く訪れ、ワインセミナーの講師として呼ばれるようになりました。周りにワインに詳しい店もなく、ワインのことを深く知っているのは自分だけだと、少し有頂天になっていたころ、ワインに関する最も敬愛していた先輩から思いもよらない厳しい言葉が飛んできました。
「君はワインのことを、何でも知っているような顔をしている。それでは、ワインは何にも語ってくれない。ワインの声が聞こえなくなったらどうするんだ。」
ワインの生産者の、ぶどうの栽培や醸造に関しての苦労や思いを理解せず、目の前のワインの味を評価するだけになっていて、ワインに対する謙虚さがなくなっていることに気付かされました。

それからは目の前のワインの造られてきた過程などにも、とことんしっかりと向き合い、一つ一つのワインに敬意と謙虚さをもって接するようになり、自分自身が本当に気に入ったものしか提供しないと心に決めると目の前がとても明るくなりました。

この出来事は、あらためて、「ワインはぶどうからできている」ことを私に認識させ、意識も行動も変えました。ぶどう畑に入って農家の皆さんとともに農作業をし、醸造にも携わるなど、より深く深くワインが好きになる大きなきっかけとなったのです。

ワインの輸入を始め、ヨーロッパへ買い付けに行った際も、必ずぶどう畑を訪問し、醸造設備を見学し、生産者の思いを聞き、それを伝えられるバイヤーを目指してきました。

その後は百貨店の直輸入ワインの仕入の責任者を10年勤めたのち、その経験を活かして、気楽にワインを楽しみ、生産者のワインに対する思いをお伝えするワインセミナーを多数開催し多くのみなさまにとって、ワインがますます好きになるきっかけづくりをお手伝いしています。

また、有難いことに40年にわたって、ワインを味わう楽しさを伝えてきたことや、多くのワイン生産者と交わり、各国のワイン商とも良好な関係を築いてきたことなどが評価され、2015年6月、900年以上の歴史のある「サンテミリオン騎士団」とボルドー メドックやグラーヴのトップシャトーや貴腐ワインのソーテルヌ地区のシャトーが集う「ボンタン騎士団」の2つから「名誉騎士」に叙任されました。

これからも、様々な人との出会いを通じて、ワインの楽しさを伝えられるよう取り組んでいきたいと思います。

私とワインの歴史

フランスのシャトーの庭にあった大砲の一部
1951年
酒屋の次男に生まれる
1973年
家業の酒屋に勤務。
持ち前の営業能力でガンガン売り上げを伸ばす。
1987年
独立。
自分の店を持つ。
開店
まだまだ日本ではワインが飲まれていない時代。
ワインの面白さ、魅力にとりつかれ
日本ソムリエ協会認定
ワインアドバイザーの資格をとる。
当時、英語の専門書しかなく、ちょっと泣きそうになる。
1991年
さらにワインの知識を深めるべく
日本ソムリエ協会認定
シニアワインアドバイザーの資格をとる。
貿易用語が出題!昔、輸入業のアルバイトをしていた時の知識が役立つ。
本当に、人生どこで何が役立つかわからないものですね・・・。
実際に作っている所から学ばなければ、 造り手の気持ちは分からないと思い ワインの醸造、ぶどうの栽培、 日本酒の仕込みなどを体験をする。
全国には、美味しい日本酒を 造っている酒蔵が沢山ある お客様に良い商品を提供したい という想いで、休みを利用して 全国の酒蔵をまわる。
後年、子供から「家族旅行の半分が酒蔵だった」と 仕事と家族サービス、一石二鳥旅行計画を指摘される。
ぶどうの剪定フランスにて
1997年
小売店では異例のワインの直輸入免許を取得。
生産量が少なくまだ日本に入っていない安くて美味しいワインを求めて、ヨーロッパへ買い付けに飛び回る。
飲食店のワイン販売の相談、アドバイスなども行い。 ワインを身近に感じて欲しいという想いからワイン講習会なども積極的に実施。
「中村さんってソムリエなんですか?」とよく聞かれるうちに 「ボクは、ノム(飲む)リエなんです」が決まり文句となる。
2005年
大丸興業株式会社へ入社 大丸の直輸入ワインの仕入責任者となり 良い商品をお客様にご提供すべく、 フランスを中心に、ヨーロッパへ買付けに。
2010年
大丸松阪屋の酒類販売の運営・企画を担当。 大丸梅田店の酒類売場の設計・レイアウトなどを担当。
2015年
定年退職後は ワインのおもしろさ、楽しさ、美味しさを もっとたくさんの人に広めたいという 想いからワインセミナーや、 コンサルティングの仕事に従事
フランス・ボルドー
ジュラール サンテミリオン叙任
シュヴァリエ コマンドリー ボンタン叙任
ジュラール サンテミリオンとは?
シュヴァリエ コマンドリー ボンタンとは?
ジュラール サンテミリオンシュヴァリエ コマンドリー ボンタン
偉大なるワインへの路